8月5日(月) 曇りのち雨
7:20起床
自販機の裏のスペースにちょうどテントが収まった。
今日はこんなルート
リアス式アッパーカットをお見舞いしてくる国道45号をできる限り避けたルートであったが、それが一番近道だったのは幸運であった。
今日は写真も少ないのでちょっとこの45号線について書きたい。
画像のように青森市から仙台市まで走るこの道は、延長およそ510km、全国6位の長さを誇る。
三陸の海から山々を結ぶ主要なルートであるが、その道すじは自動車でも困難な箇所が多い。
何よりも特徴的なのは緩急豊かなアップダウンの連続。都市部とちょっとした市街地を除いてすべてと言ってもいいくらい坂道しかない。
低いところは標高50mから、最大で360mまで上がる。それが延々と続くのである。
車の場合、登板はともかく下り道の急勾配と急カーブの存在こそが「難所」と言われる所以となっている。
自転車の場合はもはや説明不要。
自分はせいぜい130kmほどしかこの道を走ってないが、もういい。もう十分お見舞いされた。
坂道に関しては自分が頑張ればいいだけだが、ほとんど無いに等しい路肩と、通る車のうち7割は占めているであろう中型~大型トラックのプレッシャーが特に神経を削いでくる。
震災以降、いろいろと大事なものをつないできた道なので文句などは出やしないが、少なくとも自転車で通るような道ではないことは確か。
話のネタにはもってこいだが、そのためだけにわざわざ身を危険に晒すのはやはり疑問を抱く。
疑問を抱きつつ、それでも行きたいとこに行くために走るんだけど。
そんなわけで今日は45号はほんのちょっと走っただけで、あとは県道をひた走る。
工事のために大きな迂回を余儀なくされたりもしたが、仙台に抜けるまで多少のアップダウンはあるものの今までに比べれば断然楽な道すじであった。
途中にいい感じの河川公園があったので休憩ついでに寄ってみる。
川はほどよく冷たく、砂と排気ガスと汗で汚れた足にとっては何より爽快であった。
原曲は比べるのも気が引けるくらい、うつくしい合唱曲です。
これはアマガエルか?
うん、アマガエルだよな。
模様が今まで見たのと少し違う気がする。
ちなみにアオダイショウにも遭遇してお互い仲良くビックリしたが、相手は速攻で逃げていった。すげー速かった。
なんやかんやで16:50
石巻のメインストリート沿いにある復興商店街へ
しかしすでに店はほとんど閉まっていて、唯一パン屋さんにだけは寄れた。
店主のおばちゃんがまた底抜けに明るく、何より胆がすわっている感じであった。
仕事もせずに自転車なんかで日本一周している自分に対して
「周りの人たちに感謝して、旅が終わったら一生懸命働きなさい。男なんだからしっかりしなきゃダメよ」
なんて応援しつつもまるで発破をかけるかのように励まされる。
おっしゃるとおりでございます。
パンを買い込んだら
「もっと男らしくなれるようサービスしちゃうわ!」
なんて言われながらなぜかカレーパンと缶バッジをいただく。
ありがとうございますm(_ _)m
これ以上むさ苦しくなるのは避けたいが、男気を上げるためにカレーパンをありがたくいただきます。
18:00
仙台までまだ距離があるのに雨が降る
ちょっと心配したが雨足はたいしたことない。
道東を走っていた際、鮭の遡上のごとく豪雨の山の中を進んできた人間にとっては何らの障害にもならぬ。
なんやかんやで21:00
仙台駅付近
まったく知らなかったが祭りがあったようだ。
どうでもいい、とにかく風呂に入って乾燥欲を満たしたかった。
今夜は都市部まで距離を延ばしたということもあるが、何より充電のためにカプセルホテルへ。2500円
しばらく天気は不安定みたいだが、もうあとは自分にとって馴染み深い国道6号を南下するのみ。
いったん千葉に戻れば、この旅初の完全休息日を設けられる(休まなかったのは自分の走り方が悪いせいだが)。
そしてチームパラダイスで一路四国へ。
まだまだパラダイスは序盤です。
おやすみなさい
リザルト
・走行距離:130.39km
・実走時間:6時間25分
・平均時速:20.3km/h
・最高時速:51.4km/h
・獲得標高:670m
コメント
コメント一覧 (4)
リュージ鹿児島のフェリーに遅れるぞー!
ちなみにおたふくではなくて耳下腺炎だったよww
太平洋フェリーか!
本当に神出鬼没な親父さんなんだな笑
一回地元に帰らせてくれ(>_<)
ありがとう、今日も降ったり止んだりでまったく天気が読めなかったよ!
耳下腺炎の方が厄介じゃないか?ちゃんと耳きこえるのか?
安静にしろ、とは言わないけど無理は禁物よ!